« 【映画】風立ちぬ | トップページ | 2013年8月の読書メーター »

2013年8月 4日 (日)

2013年7月の読書メーター

ずっと読みたかった太田忠司の「まいなす」が読めてよかった。
坂木司のひきこもり探偵シリーズは良かったなぁ。3冊目が7月中に読めなかったのが残念。
ワカコ酒はオススメです(笑)



2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2854ページ
ナイス数:257ナイス

仔羊の巣 (創元推理文庫)仔羊の巣 (創元推理文庫)感想
なんだか今回は偏った事件が多いなと思ってたら、あとがき読んで納得。なるほど、仔羊ね!前巻でもなんとなく感じてたんだけど、探偵物の形を取ってはいるものの、作者の本当に書きたい部分は別のところにあるように思えます。なので、あちこちにリアルさが欠けて見える部分があるんだけど、それは些細な事として流せてしまうと言うか。鳥居の不安定さに相対させるためには、坂木はひたすらに良い人でなければならないんだなぁ。ただ、そのままでは完結させられないと思うので、次巻でどんなエンディングが待っているのか楽しみです。
読了日:7月31日 著者:坂木 司
青空の卵 (創元推理文庫)青空の卵 (創元推理文庫)感想
引きこもり探偵という意味では音野順シリーズの方がしっくり来るかも。こちらは人間臭い真相が多く、日常系ミステリーを期待してると裏切られるかも。精神的もろさ故に坂木から離れられない鳥居と、それに魅了されてしまった坂木のコンビは、友情と括ってしまえる程単純な関係では無くなっています。これは2巻の冒頭で早くも語られてますが…。「引きこもり探偵の推理」となっていますが、鳥居のそれは推理というよりも人間のドロドロした思考を見抜く力にあり、その力は精神のバランスを犠牲にして得られた能力とも言え、少し悲しい。
読了日:7月28日 著者:坂木 司
ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)感想
主人公ワカコが、ただ酒と肴でちびちびやってるだけのマンガ(笑) 酒や肴をじっくり堪能してる姿が実に良い。あんまり呑まないんですが、読んでると呑みたくなってきます。ぷしゅ~(笑)
読了日:7月24日 著者:新久 千映
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)感想
事前にグロテスクな作品という知識を入れて読んだので、ショックを受けるとかはありませんでしたが、「怪物のような」は描写が痛すぎてつらかった。表題作、「Ωの聖餐」「オペラント」「卵男」あたりが面白かったですね。特にΩの容姿描写はソーサリーの「城塞都市カーレ」に登場した腐りかけた象のような魔物の挿絵を彷彿とさせられました。表題作は地図の語り口調がバカ丁寧すぎるのが良かった。全体的に乙一氏のZOOに雰囲気が近いかな。何にせよ、どの短編を読んでも愉快な気持ちにはなれないので、その辺は覚悟して読むべきだとは思います。
読了日:7月21日 著者:平山 夢明
キリン (角川文庫)キリン (角川文庫)感想
単行本待ちでした。氏の作品は文章が読みやすいですね。麒麟がひたすら純粋に描かれているので救われますが、子供を失敗作として切って捨てる親や、能力崇拝の狂人的な思想にはヘドが出ます。それにも増して、マスコミや一般大衆の手のひら返しが…。登場人物に感情移入しにくいため淡々と読んでしまいましたが、出生の秘密と二人の才能に、著者の優生学に対する皮肉をちょっと感じます。
読了日:7月17日 著者:山田 悠介
動物農場 (角川文庫)動物農場 (角川文庫)感想
読んで楽しい本では無いですが、痛烈な皮肉を淡々と綴っているのでいろいろ考えさせられるはず。自分の中では啓発本の位置付けかなぁ。同じ志で立ち上がったはずなのに、なぜこうなるのか。豚はもちろんの事、従順というよりも考える事を放棄している感の強い他の動物達にもイライラ…。表題作以外の話もブラックなままオチらしいオチも無く終わるので、読むのであれば、こういう物だと割りきって読んだ方が精神衛生上良いと思われます。
読了日:7月11日 著者:ジョージ・オーウェル,George Orwell
おやすみ、テディ・ベア(下)  赤川次郎ベストセレクション(19) (角川文庫)おやすみ、テディ・ベア(下) 赤川次郎ベストセレクション(19) (角川文庫)感想
下巻は野心丸出しの事件が多くてちょっと重め。その割に展開に斬新さが無いので、上巻よりいまひとつな印象が。特に最後の事件は後味の悪いままラストに流れてしまい、スッキリしないままあっけなく幕引き。ありゃ。個人的に赤川作品の難点と思っている、あっさり定番印象薄めの集大成だったなぁ、という感じです。本庄の胡散臭さと爆弾テディ・ベアという面白そうな材料あったのに、活かしきれてなかったという印象なのが残念。
読了日:7月8日 著者:赤川 次郎
おやすみ、テディ・ベア(上)  赤川次郎ベストセレクション(18) (角川文庫)おやすみ、テディ・ベア(上) 赤川次郎ベストセレクション(18) (角川文庫)感想
過激派とか、ちょっと古くさい表現多いなと思ったら、1982年の作品だったんですね。爆弾をおなかに抱えたテディ・ベアの行方を追っていくヒロインが様々な事件に巻き込まれるという展開で、赤川次郎らしい作品という印象。件のテディ・デアをたまたま手にした人達が次々と不幸な事件に巻き込まれるため、なんだか呪いの人形ホラーを読んでいる感じにも(^^; 不幸になりつつも、結果として良い方向に向かう人と残念な結末になる人との違いがわからない。下巻を読めば全体の印象が変わるかな?
読了日:7月7日 著者:赤川 次郎
まいなす (PHP文芸文庫)まいなす (PHP文芸文庫)感想
久しぶりの太田忠司作品。主人公・舞の考え方にはちょっと共感できたので、サクサクと読み進められました。ただ、その周囲の人々、特に先輩二人と茅香の身勝手さには辟易させられて、これは作者に乗せられたかなと。ミステリー部分についてはアッサリテイストなので、そこを重視していると物足りないかも。個人的に、ミステリーの形を取った、主人公の成長物語だったと思います。そして、改めて太田氏作品は好きだなぁと感じた作品でもありました。
読了日:7月2日 著者:太田 忠司

読書メーター

Matome_gimage_16309_1

|

« 【映画】風立ちぬ | トップページ | 2013年8月の読書メーター »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

自分メモ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17254/57923600

この記事へのトラックバック一覧です: 2013年7月の読書メーター:

« 【映画】風立ちぬ | トップページ | 2013年8月の読書メーター »