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2009年12月の9件の記事

2009年12月27日 (日)

【Book】晩夏に捧ぐ

51exjcysd8l__sx230_晩夏に捧ぐ (成風堂書店事件メモ(出張編)) (創元推理文庫) 大崎梢
書店店員探偵シリーズ(成風堂シリーズと言う方がいいかな)の文庫2冊目です。
今回は出張編という事で長編になっていますが、残念なことに、前巻の面白さが活かしきれていなかったように感じます。

「日常の謎」ミステリーとして楽しませていただいた配達あかずきんの続編ということで楽しみに読んだのですが、過去の殺人事件に関わる幽霊騒ぎということで、どうしても日常という雰囲気からははずれてしまいました。
でも、これはこれで面白かったですけどね。

人間の暗い部分にも焦点があたっていたため、解答編後もそんなにスッキリとはならなかったのは残念。
冒頭の部分とか、やっぱりこのシリーズは短編が良いなと感じました。
それでも、最後の「本は読まれてなんぼのもの」という言葉は、このシリーズらしくて良かったと思います。

まだ文庫化されていない3作目がどうなるか楽しみではあります。

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【Book】マージナル・ライダー(2)

61s4xztufl__sx230_ソード・ワールド2.0リプレイ マージナル・ライダー(2) (富士見ドラゴン・ブック) グループSNE (著), 田中 公侍 (著)
1巻からお世話になっていたルシアス&セレスのコンビは途中退場し、グラスランナーのキャンパスとドワーフのドレムが新たに仲間に加わります。
まぁ、ドレムはほんとに最後の方なので、実際の活躍は次巻からですが。

今回はどうも情報戦主体のため、ラファル&メルがちょっと遅れ気味ですが(メルも泣いてたし(笑))、その分ナハトが大活躍なのは結構面白かったですね。
遺跡の戦闘でも活躍してたし、このパーティでのナハトの位置付けは重要ですね。

キャンパスはちょっとクールなフリしてちゃんとグラスランナーしてるし、立ち位置が難しいにも関わらず良い感じです。

ただメルが…。
物語としてはスパイスが効いた感じになりましたが、やっぱりちょっとヘコむ。
これがラファルのターニングポイントになると3巻以降が面白くなりそうですね。

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2009年12月20日 (日)

【映画】2012

2012年、マヤの予言通り、世界は終わる---という映画なのですが、テレビCMとか見てて気にはなったものの、正直そんなに期待はしてませんでした。
ところが、いざ見てみると迫力がすごい。甘くみていました、すみません(´Д`;)

世界が滅ぶ事を知った各国要人が、一部の金持ちを相手にチケットを売り、その金をもとにノアの箱舟を建設するという、SFの王道を行くストーリーなのですが、見せ方がうまくてどっぷり引きこまれました。
こういう場合、みんな平等に脱出の権利を・・・なんて事にはならないんですよね。まぁ、数的にどうしようもないんですが。

序章は地震と地割れ。
そこから一気に大陸規模での破壊が起こるのですが、この崩壊シーンがものすごい迫力で圧巻。
主人公達を乗せた車や小さな飛行機が、崩壊する道路やビルをかいくぐって脱出するシーンが一番すごかったです。
これは劇場の大スクリーンで見て正解だったと思います。

後半は崩壊事態が収束するのでちょっと迫力に欠けるため、ヒューマンドラマに重きを置いた印象でした。


上記にも書きましたが、ストーリー自体はSF読んでる人には斬新なものでは無いので、どちらかと言えばSFXの迫力を楽しむ映画かな、なんて思ったり。
十分満足しましたが(笑)

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2009年12月19日 (土)

【Book】ごきげんな裏階段

51bukdl9al__sx230_ごきげんな裏階段 (新潮文庫) 佐藤多佳子
タイトルと裏表紙のあらすじで購入。
みつばコーポラスの裏階段でおこる不思議なお話です。

内容的には児童文学ですね。
大人が読んでも面白いと思いますが、これは子供にもオススメだと思います。

3編とも、まず子供が不思議に気付き、それに大人も巻き込まれるというところが良いですね。
解説にもあったように、こういう定番は子供だけが不思議を体験するもので、なんとなく空想世界のようなまとまり方が多いのですが、この作品は大人まで巻き込まれることで、不思議ながらも日常に溶け込んだという感覚を得られます。

ラストで登場した子供たちすべてがちゃんと繋がったし、ちょっとニヤリとさせられました(笑)

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【Book】手焼き煎餅の密室

41hmsdysjsl__sx230_手焼き煎餅の密室 (創元推理文庫) 谷原秋桜子
第4弾ですが、前日譚の短編集になっています。
修矢、美波、美波、修矢の順番で4編、最後に忘れてはならないあの人で締めです(笑)

修矢編は、修矢がまだ高校生の頃の話で、舞台が学校になっています。
2編とも、好奇心旺盛な麻耶先輩に振り回され、学校の不思議な噂の正体を探りに夜の学校へ忍び込むというパターンです。
なんて定番なっ!(好きです(笑))

ただ、どちらも犯人がどうしても取って付けたように感じて違和感ありまくり。なんだかモヤモヤします。

美波編は、修矢編と同じ時期の話で、美波は中学生です。
親友になった直美に誘われる形で、出かけた先でトラブルに巻き込まれるというパターン2編です。
こちらはそれなりに解決するので、修矢編のようにモヤモヤは感じませんでした。

ところが、この4編を見事にまとめあげたのが、最後の1編です。
これはやられました。うますぎる。
オチも良かった(笑)

この前日譚は結構面白いですね。前3作読んでるとなお面白いと思えますし。
まだ語られていない事も多そうですし、これは続き出て欲しいですね。

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【Book】砂の城の殺人

51fo75sanl__sx230_砂の城の殺人 創元推理文庫 谷原秋桜子
第3弾は1冊まるごと書き下ろし長編です。
前作までは美波が1人で事件に巻き込まれてしまっていたのですが、今回は直海と一緒だったので展開にアクセントがあって面白かったです。

ただ、いつも通りアルバイト先で事件に巻き込まれるパターンは変わっていないのですが、今回はなぜ美波が巻き込まれたのかという部分にちょっと無理があるように感じてしまい、それが気になって素直に楽しめませんでした。
絶対的に足手まといという描写があったのに。

おびえた美波に翻弄されて、ちょっとケンゾウがかわいそう(笑)

修矢の登場はご都合な感じですが、それは定番化しつつあるので(^^;

ちょっとだけ完結を感じさせるようなラストだったのが気になります。
もう1回くらいは続きがあって欲しいかな。
次巻は1作目より過去の話の短編集らしいので、あったとしても続きはちょっとおあずけかな。

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2009年12月 9日 (水)

【Book】龍の館の秘密

41zynsgbval__sx230_龍の館の秘密 (創元推理文庫) 谷原秋桜子
激アルバイター・美波の事件簿の続巻です。結構前に出てたんですね(^^;

友人2人のツテがあまりにも大きすぎることと、ストーリーの流れ方が悪くて、バランスが悪いように感じてしまうところは変わらないですね。
それでも、登場人物のキャラクターも安定してきたせいか、前作よりも安心して読めました。

前巻と同じく表題の本編と短編が収録されているのですが、今回は短編のネタが微妙だったためにかなりいまひとつな感じでした。
その分、本編は結構面白かったです。

最初にちょっと切ないシーンがあったもので(美波の自業自得なんですが)、そこがどうフォローされるのかずっと気になってしかたありませんでした(笑)
ラストはなかなか良かったです。
このまますんなりとはいかないでしょうけど(^^;

托鉢の時の直海との掛け合いとか、龍の館宿泊での「まだ眠くないよう」とか、時々ツボにはまるシーンがあって良い感じ。

もう少し読みやすくなってくれると嬉しいんだけどなぁ。

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【Book】旅する大樹とこわれた世界

51wuryodhzl__ss500_旅する大樹とこわれた世界―Replay:りゅうたま (integral)  岡田 篤宏 (著), テーブルトークカフェDaydream (著)
とうとう最終巻です。
正直1巻読んだ時はいまいちかなと思ったのですが、巻が進むにつれじわじわと面白くなってきて、終わってしまうのが惜しいほどのリプレイとしてガッツリ読ませていただきました。

戦闘メインでは無いTRPGではあるのですが、ラストバトル+追撃はかなりスリリングで、ルール的にそんなにひどい結果にならないだろうなという思いはありましたがかなりハラハラさせられました。

それぞれの旅の目的が異なる以上、どうしても別れが訪れてしまうのは仕方ないとは言え、やっぱり残念です…。
でも、前向きな別れだし、それぞれの新しいスタートと考えれば綺麗なラストだったと思います。

さすがに物語を紡ぐTRPGだけあって、読み物としても非常に面白かったと思います。
キャラクター的にみんなひとくせありましたが、やっぱりメルのインパクが大きかったですね。

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11月の読書メーター

誰かのリビングデッドと歩く大樹月間という感じでした。



11月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2397ページ

旅する大樹とあるく赤い砂漠―Replay:りゅうたま (integral)旅する大樹とあるく赤い砂漠―Replay:りゅうたま (integral)
3巻は2つのシナリオが収録されていています。ティグレ編は個人的にかなりツボ。ティグレ&サラのやり取りは最高です。ラストがちょっと残念な感じでしたが、これはきっとエンディングへの布石なんだと信じて。打って変わって、ポーレ編はかなり重いです。その代わり、苦しんだ分だけ見返りが大きかったとも言えて、かなり良いラストになっていたと思います。思わずウルウルしてしまいました。ムードメーカー的な位置にいると思っていたメルが、実はかなりパーティの精神的拠り所になっているとすごく感じます。
読了日:11月27日 著者:岡田 篤宏,テーブルトークカフェDaydream

旅する大樹とミスリルの姫君―Replay:りゅうたま (integral)旅する大樹とミスリルの姫君―Replay:りゅうたま (integral)
もうね。なんというか。最後の怒涛の盛り上がりが「これがりゅうたまかーーー!!」という感じで大興奮でした。マジですごいです。GMもPLも一丸となって物語を紡いでいる感いっぱいで、キャラクターのセリフも、要所要所で飛び出すPLの想いもラストに向けて一直線というのがわかって、読み止めることができませんでした。正直、このりゅうたまリプレイを甘く見てましたよ。ごめんなさい。ちょっとでも興味あれば、ぜひ2巻まで読んでいただきたいです。
読了日:11月25日 著者:岡田 篤宏,テーブルトークカフェDaydream

旅する大樹とかわいい剣―Replay:りゅうたま旅する大樹とかわいい剣―Replay:りゅうたま
「旅をすること」に主眼を置いたリプレイという事でかなり違和感があって最初は戸惑いました。GMとPLが相談して決めるというルールがこのTRPGの重要な要素のように感じます。リプレイとしての内容ですが、ぶっちゃけて言ってしまうとGMもPLもちょっとノリが軽めなため、仲間内プレイという雰囲気がどうしてもあります。ただ、キャラクター達は結構魅力があって、会話などの掛け合いは結構好きな感じです。世界観に慣れ、キャラクター達の性格もわかってくると、だんだん味が出てくるリプレイだなと感じます。
読了日:11月22日 著者:岡田 篤宏,テーブルトークカフェDaydream

誰かのリビングデッド〈3〉魔性 (C・NOVELSファンタジア)誰かのリビングデッド〈3〉魔性 (C・NOVELSファンタジア)
1巻から通しての痛快なノリの良さは今巻のエピローグまで。なんだかエピローグは綺麗にまとめようという感じがして、端的に言えばおとなしすぎて弱かったかなと。そこがちょっと残念。でも、いろいろ未来を思わせる幕引きは良かったと思う。コロンの「魔術師としては二流…」と「これが私の…」がかなり良かった。序盤が悪印象だっただけに、後半はかなりシビれます(笑)
読了日:11月17日 著者:海原 育人

誰かのリビングデッド〈2〉愛情 (C・NOVELSファンタジア)誰かのリビングデッド〈2〉愛情 (C・NOVELSファンタジア)
あいかわらず文章が軽快で、読むのが楽しいです。プラスとナムの掛け合いがすっかり定着しているのも良い感じ。というか、プラスのスルー能力がかなり向上しています(笑) 今巻はオールトのインパクトがいろいろと強すぎですが、つらい過去を持つ女魔法使い・プロシュミは、地味めながらかなりの重要人物です。3巻の布石にもなってそうという意味では、プロローグとエピローグもかなり重要な感じです。
読了日:11月13日 著者:海原 育人

誰かのリビングデッド〈1〉不浄 (C・NOVELSファンタジア)誰かのリビングデッド〈1〉不浄 (C・NOVELSファンタジア)
かなり爽快です。主人公・プラスが畑に埋まったリビングデッドを見つけるという冒頭からしてとんでもない話なんですが、軽快な文章と会話でどっぷり引き込まれます。登場人物もなかなか良い味出してますが、唯一監督だけはどうも好きになれなかった。後半、ある人物の素性がなんとなく見えてきたあたりからがクライマックスですね。できればここからは一気に読み終わりたいところです。まずは第1巻ということで、世界観と主だった登場人物の紹介という雰囲気もありましたが、十分に楽しませていただきました。
読了日:11月10日 著者:海原 育人

天使が開けた密室 (創元推理文庫)天使が開けた密室 (創元推理文庫)
登場人物の設定があまりにも狙いすぎな感じが強くて結構読み進むのがキツかったというのが一番の印象です。それと本編短編ともに前振り段階でオチが読めてしまうのも読み進むのを阻害する要因の1つでした。ミステリとしてはあまりにもベタすぎだし、肝心の殺人事件の犯人に関しても冒頭のプロローグ部分があるがためにバレバレ。プロローグはいらなかったと思う。ただ、つまらなかったという訳ではなくて、もし続刊して少しずつでも精錬されていくようなら読んでみたいかなとは思います。
読了日:11月07日 著者:谷原 秋桜子

僕たちの旅の話をしよう (MF文庫 J し 3-1)僕たちの旅の話をしよう (MF文庫 J し 3-1)
特殊な能力を持つ健一、麻里安、隼人の3人が、偶然拾った風船についた手紙をもとに、送り主である少女・舞に会いに行こうとがんばるお話です。そして、いろんな形で両親に振り回される4人の子供達の小さいながらも大きな戦いのお話でもあります。子供達の思いをしっかり描いた上で余計な事は大きく割愛しているため、これまでの物語をもとに読者は自分が思い描くシーンを創造する事ができるのです。これはすごいと思いました。健一がどのように両親と向かい合ったのか、私はそれが一番気になります。
読了日:11月02日 著者:小路 幸也

藤野美奈子の男子の観察 (MF文庫ダ・ヴィンチ)藤野美奈子の男子の観察 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
「男子」の観察となっていますが、男女間でなかなか分かり合えない考え方をうまくネタにしていると思います。ああ、あるあると思う部分もありますが、正直えー?と思ってしまう部分も・・・(笑)
読了日:11月01日 著者:藤野 美奈子

読書メーター

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