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2009年11月23日 (月)

【Book】旅する大樹とかわいい剣

51z9ky3qil__sx230_旅する大樹とかわいい剣―Replay:りゅうたま (integral) 岡田 篤宏 (著), テーブルトークカフェDaydream (著)
「ファンタジー世界を旅する」ということを主要素に作られたテーブルトークRPG「りゅうたま」のリプレイです。
リプレイは、これまで王道に近いTRPGのSWシリーズを中心に読んでいたため、「旅をすること」に主眼を置いたリプレイというのはかなり違和感があって最初は戸惑いました。

今日のコンディションを決め、地形に合わせた移動判定をして、夜には野営チェックをするという、ただ移動する事にこれだけの判定するのがすごい斬新に感じました。
しかも、判定に失敗するといきなりHPが半分になったり、野営に失敗するとHP/MPがほとんど回復しなかったりと、失敗した時のリスクがかなり高いのも驚きました。
こういう事が「旅をすること」TRPGなんだなぁと思ったり。

それと、300ページ以上ある結構分厚い文庫なのに、その間に戦闘が2,3回しか無かったというのも驚きです(笑)
これも、戦闘より旅することを主にした所以でしょうね。

結構PL(プレイヤー)とGMの掛け合いがライトで、SWリプレイにようにGMがガッチリシナリオ握って…というのとまったく雰囲気が違います。
これは、りゅうたまの世界はGMとPLが相談して決めるというルールが大きいように感じます。
つまり、次の街に移動する前に、この街はどんなところ?とGMとPLが相談するというシーンが登場します。
GMがだいたいの特徴(例えば、ツバメが多い街とか)を告げ、それをもとにPLが思い思いにアイディアを出し合って、最終的にこんな街というのを決めます。(「街づくりルール」と言います)
第3話からこのルールで街を作ったんですが、これがなかなか面白いです。
PLが「台風に悩まされる事が多い」と決めたのをGMが受けて、アイテムを取ってくるというシナリオで「何日以内に戻らないと、台風がやってきます」と繋げるとか。
当然ながら、地形+天気での判定が発生するので、判定難易度も上がるし、判定失敗した時に生存の危機にも繋がりやすくなります。
モンスターとの戦闘はかなり少ないですが、上記のような理由からスリリングさは十分あります。

それに加え、GMには「旅を導く」役目を持つ、竜人という分身があります。
陰ながらキャラクター達の旅を助けたり、場合によってはキャラクター達の前に現れたりする、重要な位置付けになります。
竜人は自分の体力(LP)を消費して奇跡を起こしてキャラクター達を助けるのですが、このLPが無くなってしまうとキャンペーン自体が終わってしまうという、かなり恐ろしい面も(笑)

まぁ、こんなレベルでダラダラ書いてしまいましたが、おそらくよくわからないかと思います(^^;
これは読んでみてもらった方が早いと思いますが、リプレイ好きな人でも好みが分かれそうではあります。


さて、リプレイとしての内容ですが、ぶっちゃけて言ってしまうと、GMもPLもちょっとノリが軽めなため、仲間内プレイのリプレイ化という雰囲気がどうしてもあります。
結構GMもおふざけが多いように感じますし。

ただ、キャラクター達は結構魅力があって、会話などの掛け合いは結構好きな感じです。
まだちょっと慣れてないかな?という雰囲気もありますが、だんだん味が出てきているような気がします。
でっかいセミ召喚とか、アカネ、クロネとメルの別れのシーンとか、かなりツボでした(笑)

りゅうたまの雰囲気も少しわかってきたので、次巻も楽しみです。

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