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2009年8月19日 (水)

【Book】天秤の錯覚

749_1天秤の錯覚 -ねこのめ(1)- 小林めぐみ
再読。ねこのめ3部作の1巻目です。
初期の小林めぐみ作品の中では一番のお気に入りです。

SFなんですが、雰囲気としてはファンタジー要素もある独特の作品だと思います。
全編通して猫型生体機械・ジゼルの一人語り調で綴られているのですが、何を置いてもジゼルの言動がかわいらしい(笑)

φベクトルとか、科法とか(ちんぷいみたい)、聞き慣れない言葉が多くて最初は戸惑いますが、SF好きな人なら特に問題ないレベルだと思います。
徐々に説明されますしね。

猫型生体機体のジゼルが、飼い主なつめのためにいろんな世界を見て回るというのが大筋で、そこにいろんな事件やらが関わってきます。

本巻に収録されている「ベクトルの彼方で待ってて」は雑誌掲載の短編であるため、序章ではあるものの、少しだけ雰囲気が違います。少しだけ、ね。
残る章は書き下ろしで、しかもすごく良い所で次巻に続いているため、発売当時は次巻が非常に待ち遠しかったです(笑)

ジゼルと一緒にあちこちでかける(というか、ジゼルを連れまわしている)アスラは、序盤からかなりいろいろ背負っている物が描かれているのですが、飼い主であるなつめが結構謎のまま進行するため、なかなかジゼルのなつめに対する想いに同調することが難しいんですよね。
まぁ、これは最終巻のオタノシミなんですが。

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