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2009年7月16日 (木)

【Book】配達あかずきん

51nu5ysvtzl__sx230_配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫) 大崎梢
成風堂という本屋を中心に繰り広げられる、日常の謎。
内容的には加納朋子作品のような雰囲気なのですが、読んでいてなぜか加藤実秋の「インディゴの夜」を彷彿とさせられました。
この作品の主人公・杏子が、どことなくインディゴの晶の雰囲気に重なったからだと思います。
冷静に比べるとそんなに似てる訳でもないのに。不思議。

6編収録されており、最初の「パンダは囁く」を読んだ印象ではそんなに面白いとは正直思いませんでした。
冒頭の客の言葉から本を推測するシーンは良かったんですが、主となる部分がなんとなく強引な話でしたし。

ところが、2話目「標野にて 君が袖振る」からガラリと印象が変わり、一気に惹きこまれました。
無理を感じる部分もありますけど、とても良い話で読みやすく、受ける印象がやわらかいのが良いですね。

特に、4話目の「六冊目のメッセージ」が良かったです。
優しさがあふれていて、紹介されていた本を読みたくなります。

本著の最後の話となる「ディスプレイ・リプレイ」はちょっとイヤな展開になりそうで心配したのですが、綺麗にまとめてくれたので安心しました。

Amazonのおすすめにも上がってきてたし、読書メーターの感想を読んでも面白そうだったのに、なかなか手を出せずにいたのが悔やまれる。
成風堂シリーズはもう何冊か出ているのですが、他の大崎作品も含めて、文庫化されているのはまだこの1冊だけのようです。
早く文庫化されないかな。

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