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2009年6月17日 (水)

【Book】少女七竈と七人の可愛そうな大人

41qxunyg6sl__sx230_少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫) 桜庭一樹
背表紙のあらすじを読むとエロティックな雰囲気の作品の可能性があり、今までの作品と雰囲気ガラッと変わったら嫌だな…と思っていたのですが、大丈夫でした(´Д`)
まぁ、そういう描写もありましたけど。

「たいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった」少女・七竈(ななかまど)は、いんらんな母が巻き込んできた世界に翻弄されます。
大人達はいろいろな葛藤と苦悩を抱えています。

全体を通して、七竈と、幼馴染である少年・雪風(ゆきかぜ)の淡い想いが綴られています。
なぜか二人とも古臭い口調なのが面白い。

まじめな公務員だった母が突然いんらんになってしまった訳、豪胆な雪風の母が抱える苦悩、その他いろいろな大人達の抱える「何か」を感じながら、七竈と雪風は少しずつ大人に近づいていきます。
そして、今のまま静かに生きてはいけない事を悟っていきます。
個人的に、最終話に書かれている、母との会話、雪風との会話が、すべてを集約していて非常に良かったと思います。

砂糖菓子の弾丸…少女には向かない…のように悲しい終わり方ではなかったのが良かったです。
それを期待していた人には物足りないかもしれません。

あと、感想ではありませんが、雪風と夢実(ゆめのみ)という名前は変わっていますがなんか良いですね。
父母どちらがつけたんだろう。

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