« 【Book】氷菓 | トップページ | 【Book】クドリャフカの順番 »

2009年5月27日 (水)

【Book】愚者のエンドロール

41nq8312fxl__sx230_愚者のエンドロール (角川スニーカー文庫) 米澤穂信
古典部シリーズの2作目です。
あとがきで書かれていますが、本作はアントニー・バークリーの「毒入りチョコレート事件」のオマージュのようです。
ただ、私はそれを読んでいないので触れられませんが…。

今回は前作である「氷菓」からすぐ、まだ夏休み中で文集もできていないし、文化祭も準備中という状態です。
これはいかにも続編を読んでる雰囲気になって良いですね。

脚本担当者が倒れたために撮影途中で未完成となっている映画をもとに、脚本家が想定していた結末を推理せよという、ちょっと変わった依頼から始まります。
他の推理者の案を古典部メンバーで検証してダメ出しするのも面白かったし、結局は奉太郎が推理しなければならなくなるという流れも予想の範疇で良かったし、氷菓より面白かったと思います。
古典部メンバー4人の性格も安定してきてますし、それに加えて新しい面も描かれてたのがとてもよかった。ウイスキーボンボン事件は笑った(笑)

個人的に、冒頭とラストにあったチャットログが一番良かったと思います。
ミスタイプとか、それぞれの性格がかなり出ていて思わずにやりとしてしまったし、正体こそはっきりは書かれていませんでしたがやっぱりあの人が絡んでたし。

本作で大きな意味での主人公・奉太郎の方向性がある程度定まったんじゃないでしょうか。
次の「クドリャフカの順番」も楽しみです。

|

« 【Book】氷菓 | トップページ | 【Book】クドリャフカの順番 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17254/45148416

この記事へのトラックバック一覧です: 【Book】愚者のエンドロール:

« 【Book】氷菓 | トップページ | 【Book】クドリャフカの順番 »