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2008年8月 3日 (日)

きみとぼくが壊した世界

きみとぼくが壊した世界 (講談社ノベルス) 西尾 維新
51so2b2klrjl__sl500_aa240_世界シリーズ第三弾です。
(邪道だけど)裏表紙のイラストから弔士くんが出てくることがわかったんで、壊れたの二人・くろね子さんと様刻、囲われたの弔士くん、それぞれ主人公格がそろった最終巻では!?と思ったのも無理はないと思います。(無理あるか)

まぁ、別格の1冊ではありましたけど、最終巻ではありませんでした。ちょうど折り返しになるみたいですね。

先2冊のイメージを期待するとつらいかも。ある意味で短編集という認識があってるような気がします。
ただ、やっぱりあちこちに布石がちりばめられてるのは西尾節健在と言ったところでしょうか。
私が読み取れてない布石もありそう。

個人的には、2章の興奮&恐怖するくろね子さんと、5章で激怒するくろね子さんが、かなり良い味だしてると思います(笑)
終章はそこそこ綺麗にまとまってはいるんですが、他の章での描写が結構インパクトあるため、なんだかものたりない幕引きと感じてしまいました。
本人(?)は否定してましたが、様刻のイメージは1章の描写がとてもマッチしてると個人的には思います(笑)

あと、3章で登場する弔士くんの描写は、囲われたでは語りきれていない弔士くんの側面を強く描いてるように見えて、改めて恐ろしいヤツという印象を受けました。
囲われたで崖村牢弥が弔士くんをハンパもの扱いしますが、ハンパどころか三人集や迷路では理解することすらできない人物だったんだなと思わせられましたね。
くろね子さん曰く悪魔の子。様刻曰く悪魔の親。良い得て妙(笑)

この1冊は、内容についていろいろ書いてしまうと無粋になりそうなので、興味があればぜひ、とだけ。
先2冊とは赴きが若干異なりますが、面白いのは面白いです。


次巻は囲われたの続編になるようです。楽しみですね。

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