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2004年7月11日 (日)

それは運ではない

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か ダイヤモンド社 エリヤフ ゴールドラット
サブタイトルにもあります通り、企業の本当の目的とは何か?と悩みながら主人公アレックス・ロゴが自分の工場を立て直すという、ある意味サクセスストーリーです。
TOC論理を使ったプロセス改善が描かれており、プロセスマネジメント業務に携わっている方々に多く読まれているそうです。
小説として読んでもなかなか面白いです。
ただ、アレックスの恩師ジョナから助言をもらいながら悪戦苦闘するため、ちょっと爽快さには欠けるかな。がんばっている姿は描かれているんですけどね。

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス ダイヤモンド社 エリヤフ ゴールドラット
そして、ザ・ゴールから10年後。アレックスは多角事業グループ担当の副社長に昇進して手腕を振るっていたのですが、本社の経営難のため多角事業グループの会社を売却するという動きが。これを阻止するためにアレックスが奮闘します。
はっきり言ってしまうと、こちらの方が何倍も面白いです。本当にアレックス自身のサクセスストーリーとして楽しんで読めます。ただし、それはザ・ゴールを踏まえた上での面白さですが。
ザ・ゴールはプロセスを改善するための手法、論理を題材にしていましたが、ザ・ゴール2の方は何かしらの問題点を考えるための手法、思考プロセスを題材にしていて、これを使った改善手法が非情に面白いです。
あまりにもサクセスストーリーとしてはありふれた流れなので途中でラストがわかってしまうんですが、でも、そのラストに向かって突き進んでいくストーリーがまた面白いんです。

TOC論理や思考プロセスの教科書として薦められる場合も多いこの2冊ですが、純粋に小説として読んでも十分に面白いです。
ただ、実際に働いている人じゃないと面白いとは感じられないでしょうね。工場生産や営業など、実際の業務をベースに描かれているんで仕方ないんですが・・。

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